顎関節症の代表的な症状として、「あごが痛む」「口が開かない」「あごを動かすと音がする」などの症状があります。
「顎から音が鳴るが痛みはない」、「少し口が開きにくいが支障はない」など、生活に支障のない場合もありますが、
「痛み」や「口が開かずに困る」などに至る初期症状の場合もありますのでお気軽にご相談ください。
顎関節症治療では顎の動きや音、痛みの箇所、開口量などを検査し病態や考えられる原因をご説明させていただきます。
治療方法は手術などの外科的治療法は使用いたしません。
・スプリントによる療法
スプリント(マウスピース)を使用した治療方法です。
上顎または下顎の全歯列を覆うもので、睡眠時のはぎしりや咀嚼時の緊張の緩和、顎関節部への負荷を軽減させます。
・薬物療法
痛みが強い場合などは消炎鎮痛剤などの薬を投与いたします。
・開口訓練
1日に数回患者様自身で開口のストレッチを実施するものです。
・生活習慣の改善
日頃の生活の中で顎関節に負担のかかる姿勢や行動がないか確認し、行動を改善することで症状が改善することがあります。